Little Busters!

 

夜になると、すごく寂しい気分になる。

 

昼間はあんなに暖かったのに、

 

冷たい風が吹き始めて、胸をグッと詰まらせる。

 

春って、こういうところも感傷的になってしまうんだよなぁ。

 

 

さて、

今日はそんな感傷的な気分を助長させる作品を紹介します。

 

リトルバスターズ! ORIGINAL SOUNDTRACK』

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ゲーム制作会社 Visual Art'sの傘下ブランドであるKeyの

恋愛アドベンチャーゲームリトルバスターズ!』のサウンドトラックです。

 

俺がアニメ方面にも意識を向けるキッカケになった作品です。

……いや、ホントのキッカケはどちらかといえば『CLANNAD』なんですが、

この『リトルバスターズ!』は本当に思い出深い作品で、

高校時代の俺にものすごく強烈な影響をもたらしました(笑)

 

……ちょっとここから、俺の身の上話(?)になります(笑)

ちょっと思い出を語らせていただきますので、

興味がない方は下に思いっきりスクロールするなり【戻る】ボタン押すなり

好きにしてください(笑)

 

……では。

 

もともと、アニメなんて『遊戯王』とか『MAJOR』とか、

フツーの青少年向けのものしか見ていませんでした。

少年期の一過性のものとして、通過儀礼のような感じで観てた。

もちろん、面白かったし、今でも見るとワクワクしますが。

 

中学に入ってからはロックに魅入られて、

毎日ルースターズとかミッシェルとか、同級生が誰も知らないような、

軽音楽部の連中でさえ知らないバンドばかり聴いていて、

バンドや音楽好きの間でもやや仲間外れ感がある毎日を送っていました。

 

そんなある日、

クラスのアニメ好きの連中と話をする機会があって、

その時に熱弁と共に紹介されたのが『CLANNAD』でした。

確か、ちょうど2、3日後から夏休みに入る、というタイミング。

「いいから! 騙されたと思って、夏休みのヒマな時にやってみて!」

と、プレステ2用の同タイトルソフトを手渡され。

 

しかし、アニメやゲームなんてほとんどやらない俺、

しかも、手渡されたソフトにはいかにもオタクが好きそうな美少女が並んでる。

ジャンルは、恋愛アドベンチャーゲーム

どうにもこうにもやる気が起きるはずもなく、

ソフトは机の引き出しにしまったまま、夏休みも終盤。

最終日か、その前日くらいに、

なぜだかフと思いだしてソフトを出してみる。

「……一瞬もやらないまま返すのは悪いよなぁ」

たぶんそう思ったんでしょう。

あまりにヒマだったこともあって、一応プレイしてみることに。

 

…………。

 

……。

 

昼間の11時かそこらにやり始め、

気がつけば夜の11時でした。

 

座っていたベッドには無数の涙の痕。

 

号泣でした。

 

何人も女の子がいて、

場面場面で出てくる選択肢のチョイスによって、

それぞれの子とのルートに入り、物語が進む。

典型的な恋愛ゲーム。

 

そのうちの一人のルートをクリアしただけなのに、

俺は涙が止まらなくなって、終わったあともタイトル画面を見つめたまま

延々泣いていました(笑)

 

“恋愛”というからには、女の子と結ばれたらクリア。

というのがフツーの恋愛ゲームだと思うのですが、

これはそんな次元の話ではありませんでした。

 

“恋愛”を入口に、さらにその先にある“人生”にまで物語が及ぶ。

人と生きると書いて、人生。

たった一度しかない人生。

くだらない学校での生活も、いつか終わりが来て……。

という、わかってはいたが目を背けていた部分に、

ドッシリと踏み込んでくる。

 

こんなに泣いたのは、人生で初めてかもしれない。

こんなに感動したのは初めてかもしれない。

 

涙と鳥肌が止まらない。

 

ほかの物語はどうなんだろう、と気になったものの、

俺は貸してくれた奴の催促も受けて、夏休み明けにすぐソフトを返しました。

そして自腹で、買いました(笑)

 

一通り物語をクリアしたあと、これがKeyというブランドの作品だと知り、

同じKeyの作品である『リトルバスターズ!』を購入しました。

 

そしてプレイしてからというもの、

俺は二次元の世界に没頭し、学校から帰るとゲーム機をつけてプレイ。

1周全ストーリーをクリアしても、

寂しくてまたもう1周、さらにもう1周、と

何かに憑りつかれたかのようにやっていました(笑)

今でも、場面の一つ一つと、台詞を一語一句覚えています(笑)

 

…………さて!

 

いやー……長かった自分語り(笑)

もっと細かいとこまで語りたいけど、あんま書くと

本題に辿りつく前に記事がアホほど長くなっちゃうからこの辺で。

 

リトルバスターズ!』(以下:リトバス)『CLANNAD』が名作たる所以は、

そのストーリーもさることながら、

音楽なしでは語れません。

 

リトバスは、『CLANNAD』に比べると

“青春の大騒ぎ!”っていう部分が多いので、

音楽もわりと明るい、はちゃめちゃなものが多い。

女の子の登場シーンに流れる曲が各ヒロインで違うのですが、

わりかしアップテンポな曲が多い気がします。

ちょっとコメディチックな曲もあり、

そしてKeyの真骨頂である“泣かせ”の曲。

“いつか気付くかな” “伝えられないメッセージ”は

ゲームの曲ということを度外視しても、胸にくるものがあります。

……まぁ、それ以前に、やっぱ曲聴くとそれが流れてたワンシーンワンシーンが

頭を過ぎるんですけどね(笑)

 

 い、言いたいのは、

ゲームをプレイしてなくても十分楽しめるサントラだ

ってこと!!w

 

もちろん、ゲームをプレイした後なら感動や興奮もひとしおですが、

「『リトバス』? 何それしらねー」

という人でも、BGMで流してると「おっ、何これ?」ってなります。

 

俺のイメージでは、

寒い冬の夜に似合うのが『CLANNAD ORIGINAL SOUNDTRACK』

暖かな春の昼下がりに似合うのが本作

ですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

損はさせません!

 

 

リトルバスターズ! オリジナルサウンドトラック

リトルバスターズ! オリジナルサウンドトラック