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ふぬけ者の気だるいロックンロール

 

日本が誇るロックンロールを紹介した翌日。

 

今日は、

 

ふぬけ者共が鳴らす、気だるいロックンロールを。

 

The ピーズ

The ピーズ

 

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バンド名をそのままタイトルにした、

The ピーズの8枚目のアルバムです。

 

「死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている」

というビクッとするような歌い出しの“生きのばし”で始まる。

 

「廻れ廻れ次だ次 場所変えんべ次だ次」

と叫ぶ“ゴーラン”は、その詞の通り、

どこへ行ってもグルグルと同じように廻り続けるような

エンドレスな気だるさを感じる。

 

大木温之はホントにすごい。天才だ。

 

ほかの誰にも書けない曲。

ほかの誰にも歌えない詞。

そしてほかの誰にも弾けないベース。

 

なんにもやる気ない。めんどくさい。やだよ。

そんな態度ばかり取っているのに、こんな曲作るんだから。ズルい。

 

“ゴーラン”のイントロのベース、

2年練習したけどまだ弾けない。

もちろん譜面通り弾くのは容易いけど、あの気の抜けたエネルギーは出ない。

 

いつだってふぬけ者なのに、

“喰えそーもねー”

最後のフレーズを聴いた瞬間、椅子からガタッと立ち上がった。

愛なんて知らない。めんどくさい。って感じなのに、

なんでこんな一文が歌えるんだろう。

なんでこんな一文で締められるんだろう。

 

温さんの轟音ベースに対抗するようにノイジーに掻き鳴らす安孫子さんのギター、

眠そうな目で叩き続ける佐藤シンイチロウさん。

 

この、無気力な3人の演奏。

 

身震いするほどカッコいい。

 


the ピーズ グライダー

 

 

The ピーズ

The ピーズ