邦ロック界の王者の風格
ロンリー・クリスマスの寂しさを紛らわせるために連投っ!w
お次は
氷室京介のベスト盤
『Collective Souls ~Best of Best~』
氷室京介といえば、
かつて日本を席巻した伝説のバンド 元BOOWYのヴォーカリスト。
このアルバムは、そんな彼のソロデビュー10周年記念に発表された
渡米前後の曲をうまく跨いだベスト盤です。
氷室は数多くのベスト盤を出してますが、中でもこのアルバムは2番目に好き(笑)
1番はやっぱり『Case of HIMURO』ですね……w
80年代を代表するロックバンド BOOWYから解き放たれた彼は、
「音楽」「ロック」と真摯に向き合い、数多くの名曲を生み出してきました。
どれほど名曲を得ても、名声を得ても、満足することなく
飽くまで「ロック」を追及してきた、
いまや、日本のロック界の王者に君臨している氷室京介。
そんな彼の、今となっては中期に位置する曲たちを集めています。
「ほら、俺この曲の人だよ。知ってんだろ?」と言わんばかりに
自身の代表曲中の代表曲である“KISS ME”を初っ端に叩きつけてくる。
甘いオトナな挨拶を済ませ、そこからは怒涛のごとく突き進む。
“WALTZ”の美しさは、筆舌に尽くしがたい……。
初めて聴いたときは
「しっっずかなバラードだなぁ……」くらいにしか思えなかったのに、
あれから7~8年の時が経って、成人して3年を迎えた今では
聴くと涙が止まらないほどに感動してしまいます。
8ビートでザクザク突き進む氷室もカッコいいですが、
ソロを語る上ではやはりバラードの上手さが欠かせません。
BOOWY時代では荒削りで、感情に任せた歌唱が目立っていたのに、
ソロデビューしてからはメキメキと歌唱力を上げていって、
“歌の上手さ”という点でいえば矢沢永吉同様、日本随一となりました。
バラードナンバーを聴いていただければ、それがよくわかると思います。
なんといっても氷室は、声がイイ!(笑)
俺が声フェチになったキッカケともいうべき人です(笑)
lowG~mid2Eあたりの低音~中音にかけての声質は、
ホント……男なのに濡れちゃうくらいカッコいい。
かと思いきや、サビでhIAらへんまで到達しても安定感を崩さない高音。
ヴォーカリストとして、声のコントロールはホントに上手い方だと思います。
“魂を抱いてくれ”なんて、氷室が歌うから、サマになる。
音域、メロディも別に難しくないけど、カラオケで歌ってみてくださいよ。
たぶん、こっ恥ずかしくて死にそうになりますよ(笑)
よっぽどイケメンで、ボイスもイケメンな方にしか……歌えない曲。
うーん……ww
さて、このアルバムのハイライト。
……ファンひとりひとり、好きな曲が違うので異論はあるでしょうが、
はるのイチオシはなんといっても……
“堕天使”
ですね。
メランコリックなギターから始まり、
どこかエロティックな香りの漂う、妖艶なメロディとヴォーカル。
後曲の“RE-BORN”にも似た雰囲気ではありますが、
“堕天使”の後半、突如入ってくるハードなギターサウンド。
毎回、ここで鳥肌が立ちます……(笑)
カッコよすぎる。
さすがはスティーヴ・スティーヴンス(ギター担当で、同曲の編曲も担当)
中学の時に初めて聴いて、そのあまりのカッコよさに
1日20回リピートしてた時期もあります……(笑)
スティーヴのギターをもっと聴きたい方は、ぜひアルバム『I・DE・A』を。
氷室が「絶対にコイツと組んだら最高のロックが鳴らせる」と語った
“夢のお人”とであるスティーヴとついに組んで発表したのが、『I・DE・A』です。
2人の相思相愛(?)ぶりをもっと見たい方は、
ライヴDVD『The one night stands - tour "Collective Souls" 1998』をどうぞ(笑)
王者たる所以がぎっしりと詰まった名盤です。
……見よ、この王者の風格……w